社員の経験・勘・ノウハウを組織の力に変える

「暗黙知見える化プログラム」

ミドルシニア層が持つ「暗黙知(経験により獲得された知識)」を棚卸し、見える化することで、ミドルシニア層のモチベーションアップや組織活性化につなげます。

暗黙知とは

暗黙知とは、Business wisdomとも言われる、仕事の経験を通じて獲得された知識や技能(ノウハウ・経験・勘・技・コツなど)のことです。暗黙知は言語化するのが難しいため組織内で共有が難しく、その上、本人が自分自身の暗黙知を認識していないケースも多くあります。
対照的に、明示的で客観的な知識や技能のことを形式知といいます。
ベテラン社員が長年の経験で身につけた「暗黙知」、つまり言葉で表現しにくいノウハウやコツを、誰もが理解しやすい「形式知」に変換することで、その貴重な知識を組織全体で共有し、次の世代に引き継ぐことができます。
暗黙知には、生成AIが苦手とする、判断力・見極め力・企業文化なども含まれます。

ねらい

  • ミドルシニア層が持つ暗黙知(経験・勘・コツ)を棚卸し、見える化することで、ノウハウとナレッジの属人化を防ぐ。
  • ミドルシニア層が自らの暗黙知の価値に気づくことで、モチベーション・パフォーマンスアップにつなげる。
  • 見える化したミドルシニア層の経験知を組織全体で共有することで、若手を含めたチーム全体の生産性が上がる。

効果

  • ミドルシニアの経験知を活用することで、組織が活性化する。
  • ミドルシニアが自らの経験知に気づき、自信とやる気を引き出して仕事に取り組める。
  • ミドルシニアの保有する、経験知(経験・勘・コツ)の見える化・蓄積・共有ができる。
  • ミドルシニアの各自のスキル・知識(ナレッジ)・コンピテンシー(人柄)の棚卸しができる。
    ※人的資本経営、人的資本開示指針に役立ち、セカンドキャリアの支援も可能。
  • 上記により、社内全体での知の共有、生産性・実績向上、組織の活性化につながる。

概要

「暗黙知」とは、仕事の経験を通じて獲得された知識や技能(ノウハウ・経験・勘・技・コツなど)のこと。暗黙知は言語化するのが難しいため組織内で共有が難しく、その上、本人が自分自身の暗黙知を認識していないケースも多くあります。ベテラン社員の「暗黙知」を誰もが理解しやすい「形式知」に変えることで、本人のモチベーション向上や組織活性化を目指すプログラムです。

解決できる問題・ミドルシニア層のモチベーション・パフォーマンス低下
・ベテランの退職によるノウハウ消滅
・ミドルシニア層の蓄積された知見の属人化
受講対象者管理職、経営層、シニア
受講人数~約30名
研修日数半日、1日
担当講師田原 祐子 (株式会社ベーシック 代表取締役/社会構想大学院大学 実務教育研究科 教授)

カリキュラム例

全3パートに分けて実施します。
※Part1のワークショップ単独でのご提供も可能でございます。(詳細はお問い合わせください)

Part1:暗黙知見える化の基本・効果を理解するワークショップ

実施形式:4時間のワークショップ(講義含む)
1.  講義 
・OJTの現状と課題
・上司の暗黙知(経験知)とは?
・ミドルシニアが暗黙知を見える化するメリット 
2. ワークショップ
「懇親会の企画」を題材に、各チームに分かれて暗黙知を形式知化する
3. 実践・指導
社内業務の見える化・標準化
形式知化・KWリスト*作成

*KWリスト(Knowledge & Wisdomリスト):田原講師が考案した暗黙知の形式知化に役立つワークシート

Part2: 「経験知の棚卸」+「KWリスト作成」に関するeラーニング講座

実施形式:eラーニング受講(90日間)
1. 個人の持つ経験知の棚卸し
2. 業務プロセスの標準化・暗黙知を見える化し、KWリストを作成
3. 人材育成と若手社員の価値観理解

Part3:成果発表会 & 知を共有するナレッジ共有のしくみ研修

実施形式:チーム発表、講義
1. 成果発表会
2. ご講評(幹部の方など)
3. 講評(講師より)
4. <講義>「知を共有する組織」への変革

受講者の声

  • 若手育成だけでなく、自身の次のキャリアを考えるきっかけにできた。
  • 経験を棚卸することで、モチベーションを上げて働く方法を見出したい。
  • 長年培ってきた経験や勘を適切に次世代に伝えることで、この組織にまだまだ貢献できると感じた。

講師の特長

55歳からのリアルな働き方・「暗黙知の形式知化」に焦点を当て、おもにミドルシニアを対象とした人材開発プログラム、講座・研修などを行っている。
・2024年全能連マネジメント・アワード「プログラム・イノベーター・オブ・ザ・イヤー」受賞。
・著書『55歳からのリアルな働き方』(かんき出版)ほか多数。

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