問題の兆候を捉え、トラブルを未然に防ぐ

「コンプライアンス実践研修」

ハラスメントなど日常の行動の乱れは重大なコンプライアンスリスクの前兆です。本プログラムでは、問題行動を「タイプ別」に整理し、それぞれの正しい対応を学び、判断軸と対応力を身につけます。

ねらい

問題行動のタイプ別アプローチ
改善に向き合わない従業員タイプ
ミスや業務不適応の状況を具体的に記録・可視化
ハラスメントをする従業員タイプ
証拠と事実確認を踏まえた慎重な調査から事実認定、処分
指示を聞かない従業員タイプ
明確な業務命令と記録化、その従業員の状況把握
不正をする従業員タイプ
証拠の収集、会社の管理体制の確認
  • 日常的な問題行動や職場トラブルをタイプ別に捉え、それぞれに応じた適切な対応手法を学ぶ。
  • 記録・ヒアリング・指導・事実確認の重要性を理解し、状況に応じて冷静かつ過不足のない対応ができる現場対応力を養う。
  • 企業の信頼性が問われる局面でも、法的根拠に基づき組織として誠実に行動する判断力とリスク感度を高める。

効果

  • 職場での違反行動に早期に気づき、見逃さず、適切に報告・共有できるようになる。
  • 自分や周囲の言動を客観的に見直し、ルールと信頼に基づいた行動を取る習慣が身につく。
  • 対応を誤ったことで生じる法的リスクや企業の信頼失墜を回避する判断力が身につき、組織の健全性が高まる。

概要

ハラスメント、業務命令違反、改善に向き合わない社員など、日常の行動の乱れは重大なコンプライアンスリスクの前兆です。本プログラムでは、問題行動を「タイプ別」に整理し、それぞれに応じた記録・指導・配置転換・懲戒処分の正しい進め方を、労務トラブルに精通した弁護士から学べます。たとえば、ハラスメントには事実確認と証拠収集、指示無視には明文化と記録による対応など、現場で実践できる判断軸と対応力を身につけます。

解決できる問題・職場の問題行動への適切な対処方法がわからない
・ハラスメントの境界線が曖昧で、部下への指導がしづらい
・適切な対応ができず、トラブルを広げる可能性がある
受講対象者管理職、全従業員など
1クラスの受講人数24名
研修日数90~120分
担当講師井山 貴裕(弁護士)

カリキュラム例

1.現状
 ・対応する側の手間やストレス、放置する例
 ・その場限りの対応、間違った対応で事態悪化

2.具体的事例
 ・能力不足の従業員へのアプローチ
  事実に基づいて問題を改善するよう指導
 ・ハラスメントをする従業員へのアプローチ
  就業規則と照らし合わせた懲戒の根拠確認
 ・指示を聞かない従業員へのアプローチ
  業務指示の明文化と記録の徹底
 ・不正をする従業員へのアプローチ
  事実関係の調査、処分とその公表
〈対応策〉
 ・小さなルール違反の放置が重大なリスクに発展
 ・感情ではなくルールと証拠に基づいた対応を

3.まとめ
 ・労使共にWIN-WINの解決ができる正しいアプローチ
 ・組織全体でコンプライアンス意識を共有する文化づくり

講師の特長

・会社側の人事労務問題(問題従業員対応、ハラスメントなど)に代理人弁護士として対応。
・人事労務担当者向けにセミナーを開催する他、X(旧Twitter)でも積極的な情報発信を行っている。
・著書『未払残業代請求の法律相談』(青林書院)ほか多数

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