ミニマルシンキングとは
最小限のルールによって「考えなくてもいいこと」をすべて削ぎ落とし、考えることを最小限に絞るのがミニマルシンキングです。いわば思考の断捨離です。
問題解決で失敗するのは、「考えが足りないから」ではありません。「考えるべきではないこと」が頭の中を埋め尽くしているため、本質からズレた問題に固執したり、効果のない打ち手をくり返しているのです。
完璧主義、不公平感、現状維持バイアス・・・合理的思考を妨げる脳内のノイズを削ぎ落とし、「考えるべきこと」を最小限に整理する。これが「ミニマルシンキング」。あらゆる要素を列挙して複雑に考える「ロジカルシンキング」とは逆の発想です。
この研修では、まず問題解決の「スッキリ事例」と「ガッカリ事例」を比較しながら思考を整理するためのルールを学び、その上で実際の問題解決では避けて通れない「利害の対立する議論」の解決法までをトレーニングします。
研修プログラム例
1.研修の概要
2.人はなぜ問題解決でしくじるのか?
3.ミニマル思考 ロジカルシンキング以前の「思考の整理法」
4.ロジカルシンキングの基本ツール「マトリックス」を使いこなす
5.究極の選択「ジレンマ問題」への対処法
6.本日のまとめ
- なぜこの問題が起こっているかといったところで見当になかったところまで視野を広げる考えを知った
- 余計な部分をそぎ落とす「ミニマル」という考えを知った
- 意見が対立したときの会議に活用できる
- 箇条書きの構成が分かりやすかった
- ミニマルシンキングだけではなく、文章の書き方やプレゼンの参考にもなった
- 身の回りの問題解決に使えそう
- どのように問題の原因を絞っていくかを理解できた
- 問題・原因・解決策の論点がズレないように意識して仕事に活かせると思う
- 普段の考えにムダが多いことを知ることができた
1クラスの受講人数 | 24名 |
研修日数 | 1日 |
担当講師 | 鈴木 鋭智(ビジネス書・受験参考書著者/合同会社ロジカルライティング研究室 代表) |
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