ビジネスの現場で欠かせない交渉力。妥協ではなく双方が納得する原則立脚型交渉術により、社内調整から取引先との価格交渉まで、あらゆる場面で成果を上げる実践的スキルを身につけます。
導入のねらい
- 双方が満足する交渉力を身につけることで、個人のパフォーマンスを向上させ、組織全体の成果創出につなげる。
- 部門間・取引先との摩擦を減らし、良好な関係を維持しながら合意形成を加速させる。
- 個人の属人的なスキルに頼らず、再現性のある交渉プロセスを組織に浸透させる。
受講者が得られる効果
- 相手の立場に流されず、利害に基づいた建設的な合意形成ができるようになる。
- BATNAやDESC法などの実践的フレームワークを活用し、交渉を効率的に進められる。
- 難しい交渉でも自信を持って進められるようになり、組織の生産性向上に直結する。
概要
ビジネスの現場では、価格交渉や納期調整、部門間の意見対立など、利害が絡む場面が数多く存在します。本プログラムでは「原則立脚型交渉術」をベースにした交渉術を学びます。ハーバード流交渉術(Negotiating to Yes)とも言われ、双方の利害を満たす合意を得ることを目指します。BATNAやDESC法といった具体的な手法をケース演習で体得し、社内外の調整や取引先との交渉をスムーズに進められるようになります。営業をはじめ、幅広い職種に役立ち、交渉力の強化だけでなく、チームの合意形成スピードと成果を高めます。
| 解決できる問題 | ・相手の要求を受け入れ、適正な単価や納期などで合意できていない。 ・相手との交渉合意や、部門間の利害調整に時間がかかる。 ・条件合意に手間取り、競合他社に商談を持っていかれている。 |
| 受講対象者 | 中堅、リーダー、管理職 |
| 1クラスの受講人数 | 25名 |
| 研修日数 | 半日、1日 |
| 担当講師 | 伊庭 正康(株式会社らしさラボ 代表取締役) |
カリキュラム例
1.原則立脚型交渉とは?
・「人」と「問題」を分離
・「立ち場」ではなく「利害」に注目
・多くの「可能性」を用意
・客観的な基準によって交渉し、合意を目指す
2.交渉のステップ1 「シナリオ作り」
・情報収集(「不」の把握)
・MIN-MAX(落としどころ、妥結点を探す)
・BATNA(Best Alternative to Negotiated Agreement:最も望ましい代替策)
3.交渉のステップ2 「交渉」
・DESC法で持ち掛ける
・反論に対処する
・合意点を見出す
4.交渉のステップ3 「クロージング」
・合意
・再調整
・不調
5.交渉に役立つ「ソーシャルスタイル」を理解する
・ソーシャルスタイルとは?
・自身のソーシャルスタイルの把握(セルフチェック)
・タイプ別の特徴と相性の合わせ方
受講者の声(例)
- 交渉には効果的なステップがあることを学べた。
- 現在、「交渉術」が課題の一つとして挙げられているので、交渉力向上を図っていきたい。
- 交渉は信頼関係を築くステップであるというご説明が腹落ちしました。「信頼関係を築く」という言葉が印象的且つ理解しやすかったです。
- 交渉する際に順序立てて考えることが、わかりやすく言語化されていてと思考が整理されとても勉強になりました。
講師の特長
・リクルート社にてプレイヤー部門とマネージャー部門で全国トップ表彰4回受賞。営業部長、(株)フロムエーキャリアの代表取締役を歴任。
・マネジメントや営業力をはじめとする幅広いテーマで、研修や講演は年間200回を超える。
・YouTubeなどSNS発信も精力的に行なっている。
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