自分の強みや価値観を明確にし、仕事に自分らしさを基盤に捉え直す視点を養います。自律的キャリアを描くことで、個人の成長実感と組織全体の活力、成果創出力の底上げにつなげます。
導入のねらい
従業員が、自分自身にとって意味のあるやり方で職務を再定義・再創造するプロセス(レズネスキー&ダットン, 2001)。自分の仕事に自分らしさをひと味加え、⼿作りする方法を意味します。
- 社員一人ひとりが自ら業務の進め方や役割を見直し、強みを活かして仕事を再構築することで、主体的な成長と現場の生産性向上を促す。
- 周囲との関係性や関わり方を自ら整え、協働を生み出すことで、チーム全体の信頼関係とエンゲージメントを高める。
- 自分の仕事の意味や価値を再発見し、日々の業務に納得感とやりがいを持って取り組むことで、キャリア自律と組織の持続的成長につなげる。
受講者が得られる効果
- ワークを通じて自分の強みや“自分らしさ”、価値観を言語化・可視化し、日々の業務にどう活かすかを主体的に考えられるようになる。
- 仕事の意味ややりがいを再発見し、業務に前向きに取り組む姿勢が身につく。
- 自分の役割や関わり方を見直し、チーム内で信頼関係を築きながら主体的に行動できる力が高まる。
概要
変化の激しいビジネス環境の中で、社員のキャリア自律が求められています。本研修では、与えられた仕事をこなすだけでなく、「自分の強みや価値観をどう活かすか」という視点から、自分の仕事に“自分らしさ”を加えて再定義し、働く意味を再発見することを目指します。自己理解を深める「自分らしさ(MPSモデル)」の言語化に始まり、仕事の見方を変える認知的クラフティング、人との関わり方を工夫する関係性クラフティング、業務の進め方を改善するタスククラフティングという3つの実践ワークを通して、成長実感、貢献意識を高めます 。
| 解決できる問題 | ・社員のモチベーションやパフォーマンスの低下 ・若手社員の離職率の増加 ・エンゲージメントの低下 |
| 受講対象者 | 若手、中堅、次世代リーダー層 |
| 1クラスの受講人数 | 24名 |
| 研修日数 | 1日 |
| 担当講師 | 長谷川 岳雄(株式会社みらいへ 代表取締役) |
カリキュラム例
事前準備…職場からのメッセージ(上司・先輩から受講者へメッセージをサプライズで渡す)
事前課題…①ひと皮むけた経験の言語化、②業務の棚卸し
研修当日
1. 講義:ジョブ・クラフティングとは?
成長する人とそうでない人を分けているもの
なぜ今、ジョブ・クラフティングなのか?
2. ワーク①:自分らしさに気づく
自分らしさのコア3要素(MPS)を言語化する
周囲からの期待を知る
3. ワーク②:実践︕ジョブ・クラフティング
仕事の見方を変えてみる(認知的クラフティング)
人との関わりをちょっとだけ変えてみる(関係性クラフティング)
業務内容や進め方をちょっとだけ変えてみる(タスククラフティング)
4. ワーク③:ストーリーとしてのジョブ・クラフティング
〇年後の自分をイメージしてみる
ストーリーとしてのジョブ・クラフティング(9マスシート記入)
研修終了後…「マイ・パーパス(私は何のために自社で仕事しているのか?)」を記入
講師の特長
・大手事業・金融グループ企業で人事部門の責任者を務め、採用・制度設計・人材育成を主導。実践に根ざした人事・育成の専門家。
・MBA、国家資格キャリアコンサルタント、プロフェッショナルコーチ、MBTI認定ユーザーなど、人と組織の成長を支援する資格を保有。
・大学教員・企業研修講師として、リーダーシップとキャリア開発をテーマに幅広い層を支援。
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