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満足度100%!説明のフレームを実践することで「伝える力」が向上/株式会社エナリス

満足度100%!説明のフレームを実践することで「伝える力」が向上/株式会社エナリス

目次

株式会社エナリス 
経営管理本部 人事部 副部長 兼 組織・人材開発課 課長 
大友 美佳様


株式会社エナリスは、電力ユーザーが電気を自由に選択できる社会を実現することを目指し、2004年に創業しました。
「人とエネルギーの新しい関係を創造し、豊かな未来社会を実現する」をビジョンに掲げ、法人電力ユーザーや新電力事業者が抱えるエネルギー課題の解決に注力。現在は企業のエネルギーマネジメントから脱炭素推進をサポートするさまざまなソリューションを提供しています。
エネルギー業界での仕事は、専門用語を使用する場面が多く、高い説明力が求められます。
そこで社員の伝える力を高めるため、「わかりやすい説明力向上研修~大事なことを一瞬で説明できる~」(以下、わかりやすい説明力向上研修)を導入しました。
わかりやすい説明力向上研修を選んでいただいた理由、研修の成果、今後の展望などについて伺いました。

専門性の高い事業だからこそ「伝える力」の向上は重要課題





——受講前に抱えていた課題を教えてください

大友 美佳様(以下、大友):以前から「社員の伝える力を強化したい」という課題を感じていました。会議やプレゼンなどで本人はわかりやすく伝えているつもりであっても、聞き手に上手く伝わっていない、あるいは要点がぼやけてしまうといったケースがあり、社員のコミュニケーションスキルを高める必要を感じていました。
当社の人事部では、年度が変わるタイミングで、全部署の部長に育成課題をヒアリングしています。その時に、メンバーの伝える力を伸ばすことで、業務効率が上がる・コミュニケーションの齟齬によるストレスが軽減するといった変化が期待できるのではないかという意見が複数出ました。
特に当社はエネルギー関連の会社のため、社内外に専門用語を交えてプレゼンをする機会があります。全ての関係者が予備知識を持っているとは限りません。伝え方を改善することで、聞き手の理解を深められ、コミュニケーションが活性化すると考えました。

——特にどのような層の社員に、わかりやすく伝える力を身につけて欲しいとお考えですか?

大友:全ての社員に必要なスキルですが、特に中堅層の社員に習得して欲しいと考えています。
中堅社員は、当社のコアな層であるとともに、部門内のメンバー同士や部門と部門をつなぐコミュニケーションのハブのような役割を担っているからです。中堅社員の説明力が向上することで、会社全体にプラスの影響が及び、スムーズに業務が進みます。

やるべきことがシンプルでわかりやすい。すぐに実践できる点が導入の決め手に

——わかりやすい説明力向上研修を知ったきっかけを教えてください

大友:人事部でコミュニケーションに関する研修を実施している会社を探し、何社かにご相談しました。そのうちの1社がかんき出版さんで、課題や悩みをお伝えしたところ、わかりやすい説明力向上研修をご紹介いただきました。

——研修の第一印象はいかがでしたか?

大友:「シンプルでわかりやすい」というのが第一印象です。最初にご説明いただいた時に、例えば「最初に話のテーマを伝える」といったように、具体的で明確なフレームがある点が印象的でしたね。「まずは型を学びましょう」というメッセージがすごくわかりやすかったのを覚えています。型から入ることの重要性を非常に感じました。

——他社の研修も検討されていたとのことですが、導入の決め手は何だったのでしょうか?

大友:「ここから入ればいいんだ」というとっつきやすさがあったことです。コミュニケーションについての理論を学ぶことも大事なのですが、すぐに実践できそうな型から入る研修は、他にあまりなく、非常に魅力的でした。
普段から「もっとわかりやすく伝えてほしい」と指摘を受けている方ほど、コミュニケーションに対する苦手意識も大きいと思います。
シンプルなフレームワークを知ることで、「ここさえおさえておけば大丈夫」という安心材料になり、苦手意識のある方でも気軽にトライできそうだと考え、導入を決めました。

学んだフレームを実践することで、わかりやすく伝えられると体感





——受講した社員のみなさんの感想や反応を教えてください

大友:満足度が非常に高かったです。研修後にアンケートを実施したところ、「とても理解できた」または「理解できた」という回答が100%で、全員がしっかり学べたという結果でした。
アンケートのコメントに「上司に説明する際に使いたい」「フレームをお客様との会話で使うイメージがすぐ持てた」といった内容が書いてあり、まさに私たちの狙い通りの結果でした。受講した社員一人ひとりが実践で活用するイメージを持てたことが、すごくありがたかったです。
意外なところでは「家でやってみます」といった声もありました(笑)。ビジネスシーンだろうとプライベートだろうと、人に伝えることの本質は変わらないと思います。

——研修後に社員の「伝える力」に変化はありましたか?

大友:すでに上司とのコミュニケーションで、学んだフレームワークを取り入れてくれている社員もいます。研修に参加した人事部のメンバーが、部会でフレームワークの使い方を実践してくれたんです。
部会では身近なテーマについて発表するという中間課題を設けていました。メンバーが研修で学んだ「テンプレップの法則」に沿って「私の話したいテーマは〇〇で、今日3点について話します。結論はこれです」という流れで説明してくれて、嬉しかったですね。
実際にフレームワークを使った説明を聞くことで、研修に参加していないメンバーも、「こういった方法で話せば、言いたいことをわかりやすく伝えられるんだ」と学ぶことができました。このようにすぐに試せるのは、シンプルでわかりやすいフレームワークだからこそだと思います。
受講したメンバーがわかりやすい伝え方を日常的に実践することで、波及効果が起き、組織全体の伝える力が伸びるのではと感じました。よりスムーズに業務が進み、気持ちよく働ける職場になると期待しています。

資料や社内外のやり取りなど、実践的なアウトプット力の向上に注力していく

——研修の満足度が高いとのことですが、プラスアルファで学びたい内容があれば、お聞かせください

大友:より実践的なアウトプットの手法です。わかりやすい説明力向上研修では、当初の目標通り、ロジカルでわかりやすい伝え方の基礎を学べました。
しかし今後は、プレゼン資料や文章の作成といった日常の業務に落とし込み、いかにわかりやすくアウトプットしていくかが重要だと考えています。
アンケートでも、「学んだフレームワークを活かして、次のステップに行きたい」という声がいくつか見られました。そうした声を受け、各部門の現場では、PowerPointによる資料づくりのノウハウを共有するなどの取り組みをはじめています。研修がきっかけで、社員の伝える力への関心が、さらに高まったと感じています。

——人事部から見て、今後社員にどのようなコミュニケーションスキルを身につけてほしいですか?

大友:全社共通で、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッドな働き方に対応できる、コミュニケーションを身につけてもらえたらと思います。例えば、「オフラインだと意図が伝わりにくい」「文字のやり取りだと冷たく感じる」といった課題があります。
これから働き方はさらに多様化していくので、一つひとつのコミュニケーションの機会を大切にし、その場に応じた伝え方を意識していく必要があると考えています。

——社員の階層別に求められるコミュニケーションスキルがあれば、お聞かせください

大友:特に各部門のリーダーは、メンバーが安心して働けるよう、伝える力などのコミュニケーションスキルを高めていかなければいけないと感じています。今回わかりやすい説明力向上研修を受けた中堅社員は、今後リーダーとしての活躍が期待されている層なので、学んだことを活かしてもらえると嬉しいですね。
新入社員については、正解かどうかを気にせずに自分の意見をしっかり周りに伝える力が大切だと考えています。そのうえで、人に話しかけるときは「ちょっといいですか」と声をかけるなど、相手に話を聞いてもらうための気遣いを身につけてほしいです。私たちも日常のやりとりのなかで、コミュニケーションのトレーニングができるような関わり方をしていきます。
経営陣の伝える力も重要です。当社では年6回、全社員に今の経営状況を伝える説明会を開催しています。経営企画部と経営陣が相談しながら、経営状況や会社の方向性をいかにわかりやすく社員に伝えるかを試行錯誤しており、理念を共有するよい機会となっています。人事部としてもこうした取り組みはありがたく、継続してもらえると嬉しいですね。
会社の理念が浸透し、社員一人ひとりが自分の思いをのせて業務に取り組めば、組織は前に進んでいくはずです。

「わかりやすく伝える力」を活かし、エネルギーの未来をともにつくる仲間を増やす

——今後の展望についてお聞かせください

大友:当社では、「人とエネルギーの新しい関係を創造し、豊かな未来社会を実現する」という目標を掲げています。電力業界は今まさに変化の時です。脱炭素社会の実現など、明確な正解のない取り組みも少なくありません。これからどのような世の中になっていくのかを考え、同じ志を持つ方々と一緒に世の中をつくっていくことが大切です。
エネルギー事業は、専門用語が多く、仕組みも複雑なため、なじみのない方にとっては少しわかりにくい分野です。全ての方々が、エネルギーに詳しいわけではありません。相手の状況・予備知識などに合わせて理解しやすいように伝えることが、仲間を増やすうえで、非常に大切なのではないでしょうか。
わかりやすい説明力向上研修では、専門用語・業界特有の事情を説明するために必要な「かみ砕く力」についても学べました。フレームに沿って私たちの活動をわかりやすく伝えることで、「一緒にやってみましょう」と賛同してくださる方が増えていくのではないかと期待しています。その方たちとともに、新しいチャレンジができることが、非常に楽しみです。

——わかりやすい説明力向上研修はどのような企業におすすめですか?

大友:わかりやすく説明する力は、仕事をするうえでベーシックなスキルです。業界・業種を問わず、みなさんぜひ受けていただくとよいのではないかと思っています。
特に私たちのように、専門用語を日常的に使う企業におすすめです。専門的な内容を多くの人にわかりやすく伝えられるようになれば、社内外のコミュニケーションがさらに円滑になり、新しいチャレンジもしやすくなるのではないでしょうか。

——ありがとうございました。

※記事の内容および所属等は取材時点のものとなります。


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