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6月14日(水)に株式会社HRインスティテュートの酒井瑛司氏にご登壇いただき、「アスリートから学ぶ目標達成研修~ブレない目標を持ち、達成できる若手・中堅社員を育てる~ 」と題した無料体験セミナーを開催しました。「目標達成思考」とは、思考と行動を一致させるための考え方です。アスリートは、ブレない目標を持ち、その達成に向けて、自己の成長にフォーカスし、定量化やルーティン化といった仕組みとともに不断の努力を積み重ねます。当セミナーでは、「アスリート=自分自身を磨いていく人」と定義し、ビジネスアスリートとして自分を磨き、目標を達成する方法を説明しました。セミナーの内容の一部をご紹介します。
なぜアスリートから学ぶのか
アスリートというと誰を思い浮かべますか?その人たちの共通点は何でしょうか?
「目標を持っている」「継続した努力をしている」「あきらめない心をもっている」「夢がある」「決断力がある」「ブレない軸をもっている」などが挙げられます。これらのアスリートの共通点は、ビジネスパーソンでも必要な要素です。そもそもアスリートの語源は、ラテン語の「賞のために競う人」を表す言葉です。近年では、「自分自身を磨いていく人」という意味が込められるようになりました。
私(酒井氏)自身が野球選手だった頃を振り返ると、学生時代はとにかくレギュラーになることだけを目指し、理想の自分像に近づくために練習を行っていました。しかし、代表チームに所属していたときには、世界一になるというチームの目標に対し、チーム目標と自分の役割を認識し、役割の中で力を発揮できるように練習するように変化がありました。つまり、スポーツかビジネスかシーンが違うだけ。私たちビジネスパーソンも目的や目標を起点に自分を磨くアスリートと言えるのです。
組織目標と個人目標をつなぐことが何よりも重要です。組織と個人の目標が重なっていないチームが成果が出ません。スポーツは全般的に 「世界一になる」という組織目標に対して、「世界一になる瞬間に試合に出ている」という個人目標を掲げるなど、目標到達の姿がイメージしやすいです。会社・チームの目標と社員の目標の重なりをつくっていくことで社員は成長します。特に最近の若手社員は、「自分が成長できる」「人や社会の役に立つ」ことへの関心が高い傾向もありますので、若手・中堅社員の育成のために自己成長と貢献を踏まえた目標設定から達成までの思考と行動が不可欠です。
「アスリートから学ぶ目標達成研修」研修
当研修は、以下の流れで行います。本日は、研修の一部を説明します。
<研修カリキュラム>
1.アスリートの思考
2.目標達成へのプロセス
3.目標達成のための軸をつくる(自己認識)
4.目標設定
5.計画を立て実行する
目標達成へのプロセスは、「自己認識⇒目標設定⇒計画化⇒実行」です。まずは、強み・弱みを認識し、目標達成への軸を決め、その軸をベースに目標を設定します。現状とのGAPを埋めるための計画を立て、日々の行動に落とし込むというステップです。
アスリートは、目標を夢で終わらせません。「なりたい⇒なる」「したい⇒する」と「願望」から「決断」に自ら転換させています。願望を決断へ転換するには、自分自身と向き合い、決断におけるメカニズムを認識する必要があります。メカニズムは個々に異なるので、自分が「やる」と決めるスイッチを見つけることで、目標と行動がより具現化できるのです。
目標は、「意志(Will)」「責任・期待(Must)」「強み・らしさ(Can)」で構成されます。この3つの重なる部分が強い目標になりますので、研修では、仕事に活かせる自らの良さ、自らに期待されていること、自らが目指したい姿、自らの仕事での目標を書き出したり、経験の棚卸しとその意味付けを振り返るワークを行います。その後、現状と目標のギャップを埋めるための行動を考え、目標達成を目指していきます。
- 「スポーツかビジネスかシーンが違うだけ」という言葉が印象に残った。
- 自分で目標を立てるポイントが理解できた。
- スポーツかビジネスの違いがあれど、目標達成するのは「アスリート」。
- 講師の人柄が伝わり、非常にわかりやすかったです。