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女性活躍推進研修|女性がイキイキと活躍し、誰もが働きがいのある職場をつくる

女性活躍推進研修|女性がイキイキと活躍し、誰もが働きがいのある職場をつくる

目次

グローバル化、生産年齢人口の減少、顧客ニーズや働き方のニーズの多様化により、日本企業も女性活躍をはじめとしたダイバーシティが求められるようになりましたが、グローバルな視点ではまだまだ推進途上の状態です。女性活躍推進の必要性を理解し、推進を行うことが組織の発展のためには不可欠です。女性活躍推進に関する研修プログラムをご紹介します。

女性活躍推進が求められる理由

労働力人口の減少

総務省の調査によると、2022年の労働力人口の平均値は前年よりも5万人減少し、今後も大幅に減少することが予測されています。超高齢化社会を迎え、労働力人口が減る中で、人材を確保することが組織にとって急務です。出産や育児を機に仕事から離れていた女性などの多様な人材の活用で労働力を補うことが組織の課題です。

価値観の多様化

さまざまな価値観を持つ人材で構成される組織になり、働き方やキャリアに対する考え方も多様になりました。働き方革命の推進やワークライフバランス重視の広がり、年功序列や長期雇用の風土変化、副業や売り手市場の転職などの環境下の中、多様化する人材のニーズに応えた改革を行い、人材を確保することが求められます。

人的資本経営

人的資本の情報開示が求められる中、育成、ダイバーシティ、エンゲージメント、健康・安全、コンプライアンスなどについての取り組みの必要性が再認識されています。例えば、ダイバーシティの観点において、男女間の給与格差、女性管理職比率、男性の育児休業取得など具体的施策が求められています。日本はジェンダーギャップ指数が先進国の中で最低レベルです。ダイバーシティ&インクルージョン、さらなるDEIの実現のための人的活用を見直す必要があります。

消費ニーズの多様化

消費者のライフスタイルが多様化しているため、新たなニーズ・市場への取り組みが必要です。マスマーケティングではなく、消費者個々の多様化したニーズを分析し、パーソナライズした戦略を行う必要性があります。

データでみる日本における女性の社会進出状況

経済や政治での男女ギャップが低水準

ジェンダーギャップ指数とは、毎年世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が発表している男女格差を数値化し、各国の数値をランキング形式で発表しているもの。2023年の日本の総合順位は、146か国中125位。前年よりさらに順位を落とし、過去最低の順位です。教育や健康面ではトップクラスの水準ですが、経済や政治の順位が低く、指導的地位に就く女性の少なさが目立ちます。

ジェンダーギャップ指数 2024

女性の就業率は上昇しているものの、非正規雇用が多い

年代別に男女の働き方をみると、女性の就業率は大幅に上昇しています。しかしながら、35~54歳の女性の非正規雇用割合が上昇する傾向は直近でも変わりません。また、女性の年齢階級別労働力人口比率では、25~34歳を底とするM字カーブを描いています。最近は、この層の労働力率があがり、カーブが浅く、欧米諸国のような台形に近づいています。

年代別男女の働き方の変化

女性の年齢階級別労働力率

収入面で男女の差が大きい

収入面を男女で比較すると、女性の平均給与は男性よりも大きく下回りますが、横ばいで推移しています。一方で男性の平均給与は、最近は減少傾向にあります。共働きで世帯全体の収入を得ているものと推測されます。

平均給与(実質)の推移

家事に費やす時間が女性に偏っている

男女別の労働時間を比較すると、日本の男性の仕事に費やす時間(有償労働時間)が極端に長く、家事関連に費やす時間(無償労働時間)が極めて短いことがわかります。女性の社会での活躍、男性の家庭や地域での活躍を阻害する一因になっていると考えられます。

男女別に見た生活時間(週全体平均)

日本では女性の管理者が少ない

就業者全体でみると男女差は特にはありません。しかし、役職者でみると、女性の比率は低く、グローバルな視点でも日本は後れをとっていることがわかります。

就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合

女性活躍推進の課題

女性のロールモデルが少ないので、キャリア形成が難しい

職場に女性の管理職が少なく、女性社員が自分自身のキャリアプランを描きにくく、昇進昇格に対して不安を抱いています。また、女性は男性に比べてライフイベント(特に結婚・出産)によって自分の働き方を変えようと考える傾向があるため、ライフイベントに左右されず働き続けるキャリアを形成する必要があります。

無意識に性別で業務分担や評価を行ってしまう男性主体の組織風土が残っている

同じ能力でも無意識のうちに男性に重要度の高い業務を分担してしまう、難易度の低い業務を女性に担当させる、育児・家事は女性がやるべきものなどの男性主体の風土が残っている組織では、女性の知識や経験は不足し、働く意欲は高まりません。また、男女問わずワークライフバランスを重視したい従業員のエンゲージメントも低下します。

ライフステージごとに生じる女性特有の健康課題がある

女性はホルモンバランスに大きく影響を受け、月経不順・月経痛、PMS、妊娠・出産、不妊治療、女性特有の疾患、更年期症状などライフステージにごとに起こりやすい課題が変化します。症状によって仕事のパフォーマンスが低下してしまったり、不妊で悩む女性が増え、両立できず仕事や不妊治療をやめたり、雇用形態を変えている女性が多いことが現状です。また、継続して働き続ける女性が増えたことで、更年期症状の課題も顕在化しています。

女性活躍推進研修の目的

女性活躍推進は、組織で女性が自らの能力を発揮して、活躍できることを目的としています。女性本人だけの意識改革やスキルアップ向上を行うだけではなく、管理職をはじめとする全社員や組織風土の改革も必要です。女性活躍推進は、女性のためにだけでは行うものではありません。女性が働きやすい環境を整備することは、全ての従業員が働きやすい職場づくりにもつながっていきます。

女性活躍を推進するメリット

優秀な人材を確保できる

女性が活躍している企業は、多様性を生かしたすべての従業員が活躍できる組織という印象があり、良い企業イメージを与えます。優秀な人材の流出を防ぐだけではなく、ワークライフバランスを重視する若手社員や学生が注目し、採用活動にもプラスの影響を与えます。

市場競争力が向上する

市場ニーズが急速に変化する時代には、市場変化を敏感に察知し対応することは求められます。女性をはじめとする多様化した従業員で構成された組織では、さまざまな意見から新たなアイデアが生まれ、多様化するニーズに対応でき、市場の競争力も高まります。

エンゲージメントが向上し、すべての従業員の活性化につながる

育児と仕事を両立しやすい制度を整えることは、女性だけの働きがいを高めるだけではありません。男性の育休取得、介護や病気との両立や、ワークライフバランスや生産性を向上させることにもつながります。

女性活躍推進研修の内容

女性リーダー・管理職育成
組織の中核人材となるために、長期的なキャリア視点に立ち、マネジメントやリーダーシップのスキルを磨きます。自分の強みを活かした、自分らしいリーダー像やスタイルをつくりあげます。

▶女性のキャリア力を高めるアクション型研修
▶女性リーダーのためのキャリア支援研修

育児と仕事の両立/育休復帰
育休からの仕事復帰にむけて、子育てと仕事の両立に対する本人の準備や心構え不足といった問題が顕在化しています。復職前に当事者の意識を変えて自信と覚悟を持たせ、受け入れ側の組織にも意識付けを行うことが重要です。日常と中長期の両方の視点で、育児と仕事の両立を捉え、主体的に環境を整える意識の醸成を目指します。

▶育休後職場復帰セミナー
▶仕事と育児の両立研修

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)
ダイバーシティは多様性、インクルージョンは包括・受容を意味します。ダイバーシティ&インクルージョンとは、性別、年齢、国籍など多様化した人材を採用するだけではなく、多様性・違いを受け入れ、認め合い、生かしていくことを意味します。
少子高齢化が進む日本では、人材確保が重大課題です。そのため、シニア活躍、女性活躍、外国人雇用、障がい者雇用、育児・介護・病気と仕事の仕事の両立、LGBTQの理解、アンコンシャス・バイアスなどの対策が行われています。D&I推進が進むことで、心理的安全性の高い組織になる、新たなアイデアが生まれイノベーションが起こりやすく、企業のブランディングが向上し優秀な人材が採用できるなど効果が期待できます。

▶ダイバーシティ&インクルージョン研修

アンコンシャス・バイアス
アンコンシャス・バイアとは、人が無意識のうちに持つ思い込みや固定観念のこと。「男(女)はこうあるべき」「小さな子供がいると、出張や難しい業務は依頼できない」「いまどきの若者はこういうタイプ」など無意識に思いこむことがあります。無意識の思い込みが人や組織に及ぼす影響や、自分自身のアンコンシャス・バイアスを知ることで、一人ひとりがイキイキと活躍する組織を構築します。

▶リーダーのためのアンコンシャス・バイアス
▶アンコンシャスバイアスを認識したダイバーシティ&インクルージョン研修

ダイバーシティ・マネジメント
ダイバーシティ・マネジメント(ダイバーシティ経営)とは、多様性を活かした企業マネジメント手法です。企業競争力の強化を図るために、国籍、性別、年代などが多様な人材を活かし、その能力が最大限に発揮できる機会を提供します。その結果、イノベーションを生み出し、価値創造につながります。

▶多様化人材を活かす次世代マネジメントとチーム戦略
▶イクボスのすすめ ~職場革命~

ライフイベントに左右させないキャリア
ライフイベントとは、結婚、出産・育児など人生で起きるさまざまなできごとです。女性は男性に比べてライフイベント(特に結婚・出産)によって自分の働き方を変えようと考える傾向があります。ライフイベントに左右されず働き続けるための基本的な考え方を身につけます。

▶ライフイベントを前提としたキャリア研修
▶女性社員キャリアアップセミナー

女性の健康課題
女性活躍推進、健康経営、多様性の尊重などを背景に女性特有の健康課題が注目されるようになってきました。健康課題により仕事の生産性が低下したり、昇進や責任の重い仕事に就くことや自分の望むキャリアをあきらめてしまったりする女性がいること、また離職につながるケースもあり、女性だけではなく企業にとっても損失です。
 女性の健康支援のカギは職場におけるヘルスリテラシー向上。女性の健康支援、休職・離職の防止、生産性向上、キャリアアップ、管理職登用などにも効果が得られるので、人材不足が深まる中、重要な取り組みです。また、女性が働きやすい環境を整備することは、全ての従業員が働きやすい職場づくりにもつながっていきます。

▶女性の健康課題と仕事の両立セミナー~月経、PMS、不妊治療、更年期症状でも仕事を諦めない~
▶女性の健康とキャリアセミナー

かんき出版が提供する女性活躍推進に関する研修の特長

かんき出版の社員研修は、ビジネストレンドを発信し続けている出版社による法人向け研修サービスです。数多くのビジネス書のノウハウを持ったコンサルタントが、お客様ごとに異なる課題一つひとつに向き合い、著者ネットワークを活かしたオリジナルのプログラムを提案し、育成課題の解決へと導きます。

(1)さまざまな経験をもつ講師陣
女性活躍推進に関する研修は、そのテーマに特化した専門知識が求められます。さまざまな経験をもつ講師の中から貴社の課題を解決できる最適な講師を提案します。

(2)課題に合わせてプログラムをカスタマイズ
パッケージ化された画一的なプログラムでは、企業のビジョンにフィットしない、社員が自分事として捉えられない、なんてこともあります。貴社の施策や課題に合わせて、最適な研修プログラムを提案します。

「人的資本経営の一つとして、女性管理職比率を掲げることになったが、対策が進んでいない」「ダイバーシティ&インクルージョン、DEIの対策を行いたいが、何から進めていいかわからない」「男性育休取得を当たり前にしたい」など課題を抱えている企業様は、「かんき出版の社員研修」までお問い合わせください。


研修・講演などの人材育成|かんき出版の社員研修

かんき出版の社員研修は、著者を中心とした講師陣と実践的な研修プログラムで、お客様の課題を解決に導きます。

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