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2024年4月から6月までの3か月間に研修導入の多い人気研修のBEST5をご紹介します。
「研修体系を見直ししたい」「トレンドの研修テーマを知りたい」
「他社がこの時期にどのようなテーマの研修を行っているのかを知りたい」
このようなお悩みや疑問をお持ちのご担当者様はぜひご覧ください。
各テーマの概要や導入事例から、貴社にとって最適な研修プログラム見つけるヒントになれば幸いです。
第1位:新入社員ビジネスマナー
新年度である4月にビジネスマナー研修が多数導入され導入数が第1位となりました。
今年は、昨年に増して対面型で実施する企業様が増加傾向にあります。オンライン研修は効率が良いですが、会社とも同期ともゼロから信頼関係を築いていく新入社員においては、対面型で学び合う方がより効果的かもしれません。
また近年では、早期離職者の増加やSNSの普及など時代感に応じて、モチベーションを高める施策や、リスク管理の観点からの研修アプローチも増えています。
人的資本経営の潮流も受け、新入社員育成プログラムを中長期的に計画する動きもあります。
●「前に出る力」強化プログラム
●マナースキルアップ研修~お客様に「信頼」と「満足」を与える~
第2位:マネジメント・OJT
通年で実施が多い「1on1コミュニケーション研修」や、新年度の昇格者向けのマネジメント研修が多く導入されました。また、新入社員の受け入れにともない、各社、部下指導・OJTトレーナー向け研修のニーズも増し、当テーマが第2位にランクイン。
OJTトレーナーの育成は、新入社員の早期離職を防止し、企業のバリューを継承していく上で、重要な施策です。
新入社員との良好なリレーションシップの築き方、新入社員それぞれのスキルや個性を尊重する指導の仕方が学べるプログラムの人気が高まっています。
<関連プログラム>
●離職防止のための研修プログラム
●性格タイプ別習慣術を用いたOJTトレーナー育成
第3位:コミュニケーション
4月に新入社員向けにビジネスマナー研修を一通り実施された企業様が、5月、6月でコミュニケーション研修を実施するケースが多く見られました。
各社、自社の課題に応じて細かくテーマを設定しており、
・聴く力 ・わかりやすい文章作成術 ・チームビルディング・上司との効果的な対話術
などが挙げられました。
従業員同士のコミュニケーションが不十分だと、組織内外において大きなリスクが生じる可能性があります。働く場所、働き方、それぞれの価値観が多様化している現代において、従業員同士が適切なコミュニケーションを取れるよう支援することは、組織の成果に直結するともいえます。
<関連プログラム>
●わかりやすい説明力向上研修~大事なことを一瞬で説明できる~
第4位:キャリアアップ
かんき出版の社員研修では、キャリアアップ支援のプログラムも年間通して人気があります。
若手社員、シニア、昇格者など、幅広い対象者へ向けて、様々なプログラムの実施がありました。
企業側が従業員にどんなキャリアを築いてほしいのか、従業員がどんなキャリアを築いていきたいか、その両軸でキャリアップ研修を設計することが重要です。
包括的、定義的な研修ではなく、ワークやそれぞれが考える時間を多く設けるなど、個に寄り添ったカリキュラムの設計を希望する企業様が増えています。
<関連プログラム>
●自尊感情と共感性を高め、心理的安全性の土台をつくる「マインドフルカフェ(R)」
第5位:財務・ファイナンス
新年度が始まるこの時期に、年間計画達成を目的とし、財務関係の研修の導入が増えました。
対象者は、新入社員から管理職候補まで様々でした。
従業員に会社の実態を表す決算書の見方を習得させ、
・計数感覚を身に着けてほしい
・数字を使いこなして業務に役立ててほしい
と、考える企業様が増えているようです。
財務研修を受講することは、数字のことがわかるだけでなく、そこから派生し、業務の効率化、リスク管理能力が身につく、などのメリットもあります。
対象者に応じたアプローチを設計し、自社への信頼度を高めモチベーションを高める効果もあります。
<関連プログラム>
●「決算書を読む技術」研修